3児の母が自分自身の経験を通じて、衛生士さんが家族や患者さんに伝えられる食育の知識をお届けします。
食育をテーマにブログを担当する星崎雅恵です。
自分自身の経験を通じて、衛生士さんが家族や患者さんに伝えられる事を書いていきたいと思っています。
現在、私は3児の母をしながら衛生士としてお仕事もしています。
我が家は、みーんな男の子!3兄弟です。
こう言うと周りの方からは、まっ!大変ね〜と言われますが、はい!毎日ワイワイガヤガヤです(笑)
今はまだ、トミカに夢中な年頃ですが、10年後の食費がとても怖いです!!
そんな私が食育を勉強し出したきっかけは、もともと食べる事が大好きで「食」への興味があった事に加えて、子供という存在ができたからです。
子供を授かり、自分ひとりの身体ではないと感じた時からより栄養バランスを考えた食事を意識するようになりました。
長男が誕生してからは母乳がおいしくなるメニューを!
離乳食が始まると作り方や食べさせ方など!
同じ食事を食べられるようになった頃もより栄養や食事マナーについても普段何気なくしていた事に疑問をもつように。
それから、勉強を始めました。
言葉の通り「食を通して○○を育てる」ことです。
○○とはたくさんあります。
「いただきます」「ごちそうさまでした」などの感謝の気持ちの言葉や食べる時の姿勢・お箸の持ち方・食事中のマナーなど。
食事は今日の出来事を話したりする団欒の場所でありながら、子供たちの人格を養う大切な時間でもあります。
子供の為だけでなく、私自身日本に長年受け継がれてきた食文化を改めて知ることができました。
そこで、知っておきたい日本の食文化の基礎知識をいくつかご紹介します。
1.「いただきます」「ごちそうさまでした」の意味
食事マナーの基本となるこの言葉。
「いただきます」は、料理を作ってくれた人、野菜やお米を作ったり、収穫してくれた人たちに!
また、これから口にする食べ物、動・植物、肉や野菜などもすべて命があるもの。
私たちは、食べものとしてさまざまな命をいただいていることへの感謝の気持ちを表して「いただきます」
「ご馳走様」の「馳走」は、客の食事を用意する為にあちらこちらに走り回って食材を用意することから、もてなしの意味が含まれるようになりました。
このように苦労して食事を用意(馳走)してくれた人に対して、感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけて「ご馳走様」というようになったと言われています。
2.和食の並べ方
並べ方は、ご飯茶碗は手前左側に汁物は右側に置きます。
和食では、おかずとご飯、汁物を交互に食べるようにします。
口の中でおかずとご飯が一緒になることで味付けの濃いおかずが中和されてほどよい味になります。これは「口中調味」と言われる。
ご飯を中心とする日本特有の食べ方です。
3.お箸の置き方
私は日本生まれの日本育ちで気にしたことも疑問に思ったこともありませんでした。
語学を学びにカナダに留学した時にホストファミリーから
「なぜ、日本人はお箸を横向きに置くの?」
と聞かれましたが、答えられなかった経験があります。
調べてみると日本人らしい奥ゆかしい意味が込められていました。
お箸を横向きに置く理由のひとつとして…
昔から日本人は神様からの頂き物である食べ物の聖域と人間界との一線を引く結界の役割としてお箸を横向きに置いていたそうです。
「いただきます」と食べ物への感謝の意を唱えてから、お箸を手に取り結界を解いてから食べ物を口に運ぶ。
そんな意味が込められているのです。
ちなみに、旅行に行った時に気がついたのですが、中国や韓国ではお箸は縦向きに置きます。文化によって異なる食事マナー。
それぞれの国や地域によって多種多様になるのもおもしろいですよね。
こんなお話も交えながら、私は臨床以外でも食育についてお話をしています。市の親子広場で妊婦さん・お母さんと未就園児のお子様たちの疑問・質問にお答えしています。
そこでよくお話するのは、マイナス1歳からできるむし歯予防、生まれたて赤ちゃんからの抱っこの仕方や離乳食の与え方など…(詳しくは分けてブログにしていきます^ ^)
また、おやつやジュースの糖分のお話、離乳食メニューなどのお話も。
衛生士として歯磨きの方法、指吸いなどの相談も受けます。
食育を通じて衛生士としても話できる幅が広がりました。
次回からは、具体的にどのような方にどんな食育のお話をしているか書いていきます^ ^
3児の母が自分自身の経験を通じて、衛生士さんが家族や患者さんに伝えられる食育の知識をお届けします。
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