第4回 歯科衛生士と食育

知れば声かけが変わる!〜綺麗な歯並びを作るために〜

星崎雅恵 星崎雅恵

# コラム

 

少しずつ涼しくなり、冬が近づいてきましたね。クリスマスの飾り付けを見るとワクワクします♡

 

 

今回から食育ブログは星崎から、ラ・プレシャスのブログ書き隊メンバーへバトンタッチいたします(^^)

久しぶりのブログ更新です!
以前の内容を忘れてしまった方はぜひ第1回から読み直してみてください♪

 

歯並びがガタガタな原因は遺伝?

 

いきなりですが質問です!

歯科医院で患者さんからよく聞かれること
「歯並びは遺伝するものだから、仕方ないですよね?」

あなたならどう答えますか?

 

確かに、遺伝は歯列不正の原因の一つです。

が、
近年では、それ以上に生活環境やお口の悪いクセが歯並びに悪影響があると分かってきています。

 

 

待合室でこんな子供をよく見ませんか?

  • お口がぽかんと開いている
  • 唇をよく噛む、なめる
  • 猫背の姿勢になっている
  • うつ伏せや横向きで寝ている

歯科には関係なさそうですが、実はこれらのクセ顎の発育不良に繋がります。

発育不良の小さい顎に大きな永久歯は綺麗に並びません。
その結果ガタガタの歯並びになってしまうのです。

ということは、歯並びは遺伝だからと諦める必要はありません!

生活環境やお口の悪いクセを整えることで、綺麗な歯並びになれる可能性があるのです♡

 

息をするのは口から?鼻から?

お口がぽかんと開いている

  • 上唇がツンと尖った富士山のような形をしている

 

そんな子を最近よく見かけます。

さて、ここで質問です!

今あなたは唇を閉じて息をしていますか?
口の中で舌の先端はどこに触れていますか?

何気なく過ごしている自然な状態の舌の位置が歯並びにとても大切なのです!

 

鼻呼吸ができていれば、

  • 唇は閉じ
  • 舌は上の前歯の後ろ(スポット)についています。

 

顎の発達は、上顎に触れる舌の力が歯列の内側から外側へ伝わることで促されます

さらに、閉じられた唇は頰が歯列を外側から支える力となります。

この内側と外側のふたつの力のバランスは綺麗な歯並びのために欠かせません。

先ほどの質問で舌が上顎と下顎の間や、下の前歯の後ろにあったという方。

 

普段お口が開いていて、そのまま口呼吸をしていることはありませんか?

実は舌は“自分の意思で自由自在に動かせるもの”=筋肉です。

舌(筋肉)をうまく使えないと唇を閉じる力も弱くなり、お口がぽかんと開いてしまうのです。

では、舌(筋肉)はいつからうまく使えなくなるのでしょう?

これには呼吸だけでなく食べ方が大きく関わっています。

生まれた頃までさかのぼってみましょう!

赤ちゃんのお口はお母さんのおっぱいを飲むための形をしています。

上顎にくぼみがあり、そこに乳首を捉え舌でしごくようにして赤ちゃんは上手におっぱいを飲みます。

お腹いっぱいになるまでおっぱいを飲み続ける赤ちゃんは、飲みながら鼻で息ができるのです。

飲みながら鼻で息、、
大人になった今、お茶を飲みながら息ができるでしょうか?

 

飲み込むときのお口は、

  1. 自然と唇が閉じ
  2. 舌は上顎につけて(普段の舌の位置によっては違うかもしれません)
  3. 息を止めて

飲み込んでいると思います。

これは、成人嚥下と呼ばれる飲み方です。

大人が息をしながら飲み込もうとするとムセてしまいそうですよね。

赤ちゃんの口の中は、食道の奥にある気道の蓋(喉頭蓋)が大人と違って高くなっているため、飲み込む時に息をしていてもムセることがないのです。

この飲み込み方は生後3ヶ月までの特別な飲み込み方で、乳児嚥下と言いいます。

おっぱい(乳児嚥下)だけで生活していた赤ちゃんは、離乳食を食べることで成人嚥下を学びます

この時に赤ちゃんの発達にあった離乳食の固さや嚥下しやすい姿勢を整えてあげないと、乳児嚥下から成人嚥下にうまく移行することができません。

上手に食べるには舌の動きが不可欠です。

舌の使い方をうまく学べないと舌を出しておっぱいを飲む乳児嚥下のクセがそのままになってしまい、舌をスポットの位置へ上げることが習慣付けられず、歯列不正のキッカケになってしまうのです。

 

足をブラブラしている子は要注意!

 

待合室で足をブラブラと遊ばせながら待っている子はいませんか?

 

これ、歯並び的にとても気になるポイントなんです。

足をブラブラ遊ばせていた子には、お家で食事をする時の姿勢を確認してみましょう。

 

  • ご飯を食べる時はテーブル?
  • 椅子に座った足は床や足置きについている?

オシャレなお店のカウンターなど、椅子の位置が高いと足がブラブラして食べにくくありませんか?(食べることがメインのお店ではないからかもしれませんね。)

食事をする時には足の裏を地面や足置きにしっかりと接地して、上半身を安定させられることがとても大事なのです。

上半身が不安定だと、バランスを取るために体は前傾姿勢になります。

こうなるとうまく奥歯が噛み合わず、しっかり咀嚼することが難しくなるのです。

前傾姿勢ではもちろん食道も傾きますから、嚥下も上手くいきません。

さらに、重力で口を開ける筋肉が優位に働き、口が開くことで口呼吸を誘発しやすくなります。

姿勢が悪い人はお口がぽかんと開いていますし、お口がぽかんと開いている人は姿勢が悪いことが多いはずです。

患者さんが待合室にいる時の姿勢・話をする時の唇の形呼吸の仕方もチェックしてみてください!

 

キレイな歯並びを作るためには、
噛むこと + 正しい呼吸や舌の位置、そして正しい姿勢
が大切です!

患者さんを観察すると伝えたいこと見つかるはずです♪

このブログでお伝えしたことを指導のバリエーションに加えてみてくださいね♡

 

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