
こんばんは。
インストラクターの檜皮です。
6月も後半、梅雨の季節になりましたね。
ジメジメ、ムシムシとした季節ですが、
私の住む地域では夜になると
カエルが大合唱している田んぼがあって
聞いてるとちょっと癒されます。
Contents
さて、皆さんは歯科衛生士として症例発表をしたご経験はありますか?

ラ・プレシャスでは、
スタッフが集まる全体ミーティングや
「歯周病を好きになる5日間コース」などで
スタッフが症例発表をする機会が度々あります。
そのたびに
「どういった症例を取り上げようかな?」
と悩みます。
でも、その時間は
自分自身の普段の臨床を振り返る
とても良い機会になっています。
「症例発表をしてみませんか?」
そう声をかけられたとき、
「私には発表できるような症例がない」
「学会で発表されるような難しい症例は経験していない」
「そもそも何をまとめたらいいのかわからない」
そんな風に感じたことはありませんか?

実際、新人さんだけでなく、臨床経験を重ねた歯科衛生士さんの中にも同じ悩みを持つ方は少なくありません。
症例発表という言葉を聞くと、重度歯周炎や難症例、長期間にわたる治療経過など、劇的に改善した「特別な症例」をイメージしがちです。
でも、症例発表のテーマは本当にそんな特別な症例だけなのでしょうか?
私たちが日々の臨床で目にしているそんな変化も、立派な症例です。
今回は、「発表できる症例なんてない」
と感じている歯科衛生士さんに向けて、
症例発表の考え方やテーマの見つけ方についてお話ししたいと思います。
テーマ選びでまず意識したいのは、
「変化」です。

このような変化は、症例発表の大切な材料になります。
「何が変わったのか」
「なぜ変わったのか」
を考えることが、テーマ探しの第一歩です。
数字の改善だけがテーマではありません。
そんな患者さんとの関わりも
立派なテーマになります。

「あの患者さん、印象に残っているな」
と思える症例には、学びのポイントが隠れていることがよくあります。
症例発表は、患者さんの変化だけでなく、
自分の取り組みを振り返る機会でもあります。

どのような介入を行い、その結果どうなったのか。
そこにテーマが見つかることもあります。
ここで、おすすめしたいレッスンがあります。
患者さんへの説明方法を少し変えてみませんか?
こちらの動画は、我らの小ボス岡村が実際に患者さんに説明しています。
「めっちゃわかりやすい!」
自分に足りていない説明を一つでもプラスαしてみましょう。
明日からの患者さんへの伝わり方が変わり
信頼関係が増しますよ!
実際の説明シーンを見て、聴いて、学ぶ!
歯周病を患者さんに理解してもらうための具体的なお声がけについて
症例発表は成功例だけをまとめるものではありません。
思うような結果が得られなかった症例からも、多くの学びがあります。
なぜ改善しなかったのか。
どんな課題があったのか。
その考察は、聞いている人にとっても大きな学びになります。
症例発表のテーマは、発表が決まってから探すものではありません。
日頃から、
「この患者さんの変化は面白いかも」
「この関わり方は他の患者さんにも応用できそう」

そんな視点を持つことで、自然とテーマの種が見つかるようになります。

症例発表のテーマは、特別な症例の中にあるのではなく、日々の臨床の中にあります。
日々の診療の中で、
この5つを意識して残しておくことで、将来の症例発表だけでなく、患者さんへのより良いアプローチにもつながります。
「いつか発表するかもしれない」
そんな気持ちで、今日の記録を少しだけ丁寧に残してみませんか?
そこで、おすすめしたい動画があります。
症例の経過を残す大切な資料となる口腔内写真。
補助についてもらえなくても、一人でスムーズに撮影することは理想的ですよね。
一人で撮るコツが随所に詰まった動画です。
こちらは有料のレッスンですが、
5枚法の構図、9枚法、12枚法の構図と撮影法の2本は無料公開されています。
無料会員の方もぜひご覧ください!
K’sシャープニング代表 落合真理子先生から学ぶ、5・9・12枚法を短時間で規格通りに撮影する方法について
ここまで読んでいただいて、
「もしかしたら私にも発表できる症例があるかも」
そう感じていただけたなら嬉しいです。

そして次に出てくるのが、「でもスライドってどう作るの?」
という疑問です。
実は、症例発表のスライド作成は思っているほど難しくありません。
とはいえ檜皮は…
パソコン操作が非常に非常に(2回言います)苦手です。
最初は(今もですが😅)全く手探りでのスライド作成でした。

ラ・プレシャスにはスライド作成のプロ&猛者たちがたくさんいます。
そんな中私のものは、出すのも恥ずかしいような素人感丸出しのスライドができあがったのですが、
「この症例を伝えたい!」
という熱い気持ちだけで何度か症例発表を経験しました。
大切なのは、デザインの上手さではなく、
患者さんの変化が伝わることです。
次は初めての症例発表でも迷わないスライド作成の基本についてお話しします。
症例発表のテーマが見つかった。
必要な記録も揃っている。
でも、いざパワーポイントを開くと手が止まってしまう——。

「何から作ればいいの?」
「スライドは何枚必要?」
「順番はどうしたらいい?」
初めての症例発表では、多くの方がここで悩みます。
そんなときは、まずこの3枚のスライドを作ることから始めてみましょう。
症例発表は患者さんの「変化」を伝えるものです。
そのためには、スタート地点を明確にすることが欠かせません。
まずは患者さんがどのような状態だったのかを整理しましょう。

次に現在の状態をまとめます。
初診時と並べて比較できると、患者さんの変化が伝わりやすくなります。

最後に、自分がどのような関わりを行ったのかをまとめます。
歯科衛生士としての考えや工夫が
最も伝わる部分です。

症例発表で伝えたいことは、
とてもシンプルです。
「患者さんはどんな状態だったのか」
「どのような介入を行ったのか」
「その結果どう変化したのか」
この流れが見えれば、症例発表としての骨格は完成します。
初めての症例発表でよくある質問が、
「結局、何枚作ればいいんですか?」
というものです。
実は、必要な枚数に決まりはありません。
ただし、目安としては
です。
初めての症例発表では、デザインやアニメーションに時間をかけたくなるかもしれません。
しかし本当に大切なのは、枚数や見た目の美しさではなく、伝えたい内容が整理されていることです。
まずは、患者さんの変化をストーリーとして整理すること。
その後に写真やレイアウトを整えていけば十分です。

症例発表のスライド作成で迷ったら、
まずは
この3枚を作ってみてください。
真っ白なスライドを前に悩んでいる時間よりも、まず1枚作ってみることが完成への近道です。
作っていくうちに、伝えたいことが次々に浮かんできて肉付けされていき、どんどん自分らしいスライドが出来上がってきますよ。
まずは、「発表できる症例を探す」のではなく、「患者さんの変化に気づく」ことから始めてみましょう!
それから、
自分の工夫。
うまくいったこと。
うまくいかなかったこと。
その一つひとつを振り返ることで、あなたが『当たり前』だと思っている臨床経験であっても、誰かの学びにつながる貴重な症例となったり、知りたい情報となるかもしれません。
ラ・プレシャスでは、
7月の新店舗へのお引越しに向けて
みんなソワソワしております!
特に我らがボス岡村はとっても忙しそう!
でもずっとニコニコしていて
ワクワク感が隠せない感じ。
私も新ラプトレOSAKAで受講生の皆さんにお会いできるのが、今からとても楽しみです!

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