
こんばんは。
ラ・プレシャス バックエンドの岡村です。
実は私、
先日から大人の歯列矯正をスタートし、
現在は、急速拡大装置を装着しています!
一見すると歯並びは悪くありませんが、
咬合に問題があったため矯正を始めました!

DHとして矯正患者さんと関わってきましたが、実際に自分が患者さん側になってみると、新たな気づきがたくさんありました。
そこで今回から数回に分けて、
「矯正患者さんへのケア」
をテーマにお届けしたいと思います。
第1弾となる今回は、
「急速拡大装置を装着されている患者さんへのセルフケア指導」
についてお話しします。
Contents
急速拡大装置を装着した患者さんから、
「食べ物が挟まります」
「どうやって磨けばいいですか?」
と質問を受けた経験はありませんか?
私自身、装着前は「しっかり磨けば大丈夫」と思っていました…
しかし装着後、想像以上に食片圧入が多く、
清掃にも時間がかかることを実感しました。
さらに、発音や舌の状態など、
口腔内にもさまざまな変化が起こります。
その経験から、ブラッシング方法などのセルフケアを継続させるだけでなく、
装着後に起こりやすい変化を、事前に伝えておくことも重要だなとすごく実感しました。
急速拡大装置は、上顎の幅を広げるために使用される矯正装置です。

口蓋に装置を固定し、
中央のスクリューを少しずつ拡大することで
上顎骨の成長や歯列の拡大を促すものです。
固定式装置のため患者さん自身で取り外すことはできず、
などが起こりやすいことも特徴になります!
そのため、装置の管理だけでなく、
患者さんが実際にどんなことで困るのかを知ることも、セルフケア指導を行う上で大切だと感じました。
急速拡大装置を装着した患者さんは、
何度もお伝えしている通り、食片圧入や磨き残しが増えやすく、口腔衛生状態が悪化しやすい環境になります。
その一方で、
「どこを重点的に清掃すれば良いのか」
「舌苔が増えた時はどう考えるのか」
「患者さんへどう説明するのか」
までお話しできる方は多くはないかと思います。
今回おすすめする動画では、
口腔衛生状態不良の原因を整理しながら、
舌清掃指導のポイントや口腔機能との関係についても学ぶことができます。
急速拡大装置装着の患者さんへのセルフケア指導にもつながる内容ですので、
ぜひご覧ください。
では、私のお困りごとと合わせて、
事前にあれば嬉しい患者さんへの声がけについてです。
急速拡大装置を装着すると、
口蓋と装置との間にスペースができるため、
食べ物が非常に挟まり、そして、装置に引っ掛かりやすくなります。

とっても食べにくい物は
です。
装置周辺へ残ります。
人によっては、
「食事のたびに気になる」
「人前で食べるのが気になる」
と感じることもあるかと思います。
私もつけたばかりの頃は、一口食べるごとに、口蓋と装置の間に挟まり、気になって仕方がありませんでした!!
ただ、不思議と慣れてきます。
私は、ある程度食べてから、
という方法で対応しています。
ただそんな時にあってよかったアイテムは、
です!
「こういったアイテムを持っておくと便利ですよ」とお伝えできたらいいですね!

↑私が持ち歩いている歯磨きグッズ
他には
などもあわせて提案できると良いかもしれません。

急速拡大装置は固定式装置のため、これまでと同じブラッシングでは十分に清掃できない場所があります。
特に注意したいのは、
です。
患者さんは
「磨いているつもり」になりやすいため、
実際に鏡を見ながら磨いてもらう、
タフトブラシを活用してもらうなど、
具体的な方法まで伝えることが大切です。

私が実際使用してよかった歯ブラシは、
歯肉にあたっても痛みがないクラプロックスです。
装置周りをガシガシ磨くようにしています!
急速拡大装置を装着すると、
舌の動きが制限されるため、
発音しづらさや違和感を訴える患者さんもいます。

↑試適中
実際に私も装着後は、
「舌の置き場が分からない」
「しゃべりにくい」と感じました。
本当に私、「い」行が話せなくて。
患者さんには、
「私事ですが、矯正中で話しづらく、少し聞き取りづらいことがあるかもしれません。わからない時はすぐに教えて下さい!」
と説明してから施術に入るようになりました。
こうした変化は異常ではなく、
徐々に慣れていくことや、
仕事、日常生活に影響が出る可能性についても事前に伝えておくことで、患者さんの安心感につながると思います!
急速拡大装置を装着すると、
歯や装置が汚れやすいだけではなく、舌の表面にも変化が起こります。
原因のひとつとして考えられるのが、舌のポジションの変化です。

↑歯列が小さいため、舌がはみ出ていますが、、、
急速拡大装置が口蓋を覆うことで、
普段であればスポットに接触している舌尖が、正しい位置に当てにくくなります。

すると舌の動きが制限され、
本来舌が持っている自浄作用が低下しやすくなります。
私自身、装着後しばらくしてから、
舌尖をスポットに当てても、以前のように
舌根付近の舌背あたりが口蓋へ接触しにくくなり、舌苔が着くようになりました!

装着前との違いを感じたことで、
「意外と舌を使えていたのか!?」
ということにも気づきました。
そして、舌苔がつき始めたときに思った感想は、カルピスを飲んだ後みたいな感覚がずっと続いてるように感じました。
そのため急速拡大装置を装着の患者さんには、
なども併せて伝えられると良いかもしれません。
それは単に、
「磨けていないから汚れている」のではなく、「装置による舌機能の変化が影響している可能性もある」という視点を持つことが大切だと思いました!
5月に誕生日を迎えました!
今年もたくさん笑ってたくさん働いて、充実した1年にできたらと思います!


そして、矯正生活が始まって3週間経ちましたが…
装着直後は、
「これは痩せるかもしれない…」
と思っていたのですが、
慣れとは恐ろしいもので、
今では普通に食べられるようになりました(笑)
矯正ダイエットは失敗に終わりそうです。

バックエンドの岡村陽菜が新着動画をレビューします!
懐かしい動画でした!
急遽抜歯になった時って、普段は分かることでも焦ってしまい、鉗子選択に迷うことがありますよね。
この動画では、
と、一つひとつ整理しながら考えられるので、とても分かりやすかったです。
まずは落ち着いて確認することの大切さを改めて感じました!
ぜひご覧ください!
全身疾患についてお伺いする際、
病気の進行状況などは聞きづらいと感じることはありませんか?
実際に私の患者さんにもそのようなケースがありました。
定期管理中、以前より口腔ケアへの意識が高まっているように感じたため、その理由をお聞きしたところ、
「実はがん検診で引っかかって…」
とお話しくださいました。
その後、次回のメンテナンスまでに検査結果が出る予定だったのですが、病状について踏み込んでお聞きすることに少し迷いがありました。
しかし、服薬内容や治療の状況によっては、
口腔乾燥や治癒のスピード感など
口腔内にも影響が出る可能性があることをお伝えした上でお話を伺うと、患者さんも安心して話してくださり、私自身も聞きやすく感じることがありました!
病気そのものを聞くのではなく、
「より良い口腔管理のために必要な情報」
という目的を共有することで、お互いに話しやすい関係性を築けるのではないかと思います。
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