【TBI】第12回 患者さんの口腔内の状態・生活背景から歯ブラシをどう選ぶ?どう指導する? 〜歯肉炎の場合〜 その2

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DHの大事なスキル: TBI

歯科衛生士の必須スキルTBIについて、ラプレシャス運営スタッフの更谷が複数回に分けてお伝えしていきます。

 

 

 


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【TBI】  第12回  患者さんの口腔内の状態・生活背景から歯ブラシをどう選ぶ?どう指導する? 〜歯肉炎の場合〜 その2

1.  歯ブラシを選ぶ

2.  実際に指導する

3. まとめ

 

 

 

歯ブラシを選ぶ

 

<歯肉の炎症(痛み)の強い場合>

① ピセラB−S

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疼痛が強い場合はやわらかめの歯ブラシをおすすめしますが、硬めのプラークを除去するために毛先がフラットタイプのものを選択します。

 

 

 

 

 

 

② ルシェロOP

04毛の太さが約0.01mmの極細毛でドーム状にカットしてあるため歯肉へのタッチが少なく、圧がかからないため疼痛が起こりにくい。急性症状や歯肉の炎症がきつい方におすすめできる歯ブラシです。

 

 

 

 

 

 

③ Tepeジェントルケア

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約5400本のフィラメントを使っておりプラーク除去率の高い歯ブラシ。非常にやわらかいので炎症のある方に使っていただけます。

 

 

 

 

 

 

 

<歯肉の炎症がない場合>

① DENT.EX genki j

06骨吸収がない場合、本来はテーパード毛である必要はないが、1度にたくさんの歯面を磨くことができて、小さめのお口に対応する歯ブラシ。

 

 

 

 

 

 

② ピセラ B−M

071度にたくさんの歯面を磨くことができて、小さめのお口に対応する歯ブラシ。

 

 

 

 

 

 

 

③ スタンダードな歯ブラシ

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矯正装置もなく、きれいな歯列・補綴もない口腔内。患者さん自身がブラッシングに興味を持ち、セルフケアができるようになれば、どんな歯ブラシでも対応できる口腔内です。

 

 

 

 

 

今回おすすめした歯ブラシ

今回おすすめした歯ブラシは『ピセラB−S』

 

磨く習慣があまりなかったことと歯肉の炎症がみられたことをふまえ、選択しました。

 

 

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実際に指導する

 

磨きかた

骨吸収がなく、ポケット数値も3mm程度。

歯面プラークを除去するところからはじめるため『スクラッピング法』をお伝えします。

 

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歯面に対して、歯ブラシを直角に当てる方法

 

 

 

 

 

 

持ちかた

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硬めのプラークを除去するためにはストロークの回数が多く必要になります。

そのためブラッシング圧をコントロールしやすい『ペングリップ』で持ちます。

 

 

 

 

 

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指導の手順

  1. 実際の磨き方を見せてもらう。
  2. 染め出しを行ってプラークが残っている部分に対し正しい歯ブラシの当てかたを見ていただく。
  3. 歯面に対し歯ブラシを直角に当てるスクラッピング法をお伝えする
  4. 患者さんに歯ブラシを渡しスクラッピング法を行っていただく
  5. ブラッシング幅・圧に注意しながら再度スクラッピング法をお伝えし、一緒に歯ブラシを持ってブラッシングを行う
  6. 次回来院時までに特に注意して磨いていただきたい部位をお伝えする
  7. (次回来院時)前回お伝えしたブラッシングを実践できたか、やりにくかった部分がないか確認する 

    ※指導したら必ず次回確認をするということが大事です。そのときに私が気をつけていることは声のかけ方、聞き方です。

    「できましたか?」と問われると、人はどうしても消極的に答えがちです。「やったけど、できているかは分からない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

    できたか・できていないかではなく、「気をつけていただけましたか?/やってみてくださいましたか?/試していただけましたか?」と尋ねてみましょう。
  8. 口腔内をチェックし、前回お伝えした課題部位を確認し、磨けているかお伝えする。
  9. 患者さん自身が磨きにくいと感じた部位と、次回の課題部位についてのTBIを行う。

 

 

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まとめ

 

−若年者から学ぶことと指導のポイント−

本症例の患者さんの特徴は、歯面にべったりとプラークが付着していることです。このような患者さんの場合、単なるセルフケア不足だけでなく、口腔乾燥と糖分の過剰摂取についても確認が必要です。

 

歯列や補綴物の条件は決して悪くありませんので、患者さん自身が口腔内に関心を持ち正しいセルフケアを身につけられた際には、歯ブラシの種類や形態についてはあまりこだわる必要のない口腔内といえます。テクニックの習得というよりも、“歯を磨く気になってもらう“という動機付けがポイントとなる症例です。

 

年齢は10代後半・数年前までブラケットによる矯正治療をしていたという写真だけではわからない情報もありましたが、自分の担当患者さんにこのような方がいらっしゃったら生活背景などもしっかりと聞きとるように注意してくださいね。

 

 

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−子供たちの関心を高める予防歯科を−

今回の症例は、若年性の歯肉炎についてでした。

 

私が勤務する医院では小児の患者さんが多く来院されるため、このような症例は多く目にします。

 

小学生のときには親御さんに連れられ歯科医院へ通っていた子供達も、中学生・高校生・大学生になると部活や学生生活、アルバイトで忙しくなり歯科医院へ通うことへの優先順位が低くなります。

 

10代の患者さんへのアプローチはなかなか難しいですが、生活背景を聞き出せるようしっかりとコミュニケーションを取り、いかに信頼関係を結ぶかがTBI成功と継続するメインテナンスへの近道です。

私たち歯科衛生士は、未来の大人たちの口腔内を守っていくことができます!

 

今日の子供達の関心を高めることが、これからの日本の予防歯科に対する関心を高くすると思っています。

 

 

 

 

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