
こんばんは。
今週は、チームバックエンドの木部が担当いたします。
春らしい日が増えてきましたがまだ肌寒い日もありますね。
季節の変わり目ですので体調にはお気をつけください。
今日のテーマは、6月からの診療報酬改定にも関わる糖尿病のお話です。
Contents
歯周病がなかなか改善しない患者さん
出血が続く患者さん
「なんでだろう?」と思ったことはありませんか?
実はその背景に、糖尿病(DM)が関係していることがあります。
糖尿病と歯周病の関係、なんとなくで説明していませんか?
実はこの関係、患者さんに正しく伝えることで行動変容につながる大切なポイントです。
この動画では、歯周病と全身の関係を実際に説明している様子や説明時のポイントがわかりやすくまとめられています。
ぜひ見て、聴いて、真似してみてください!


“高血糖”というのがキーワードです。
高血糖状態が長期間続くと、血管や組織にダメージを与えるようになります。
血管壁を傷つける
↓
傷ついたところに
コレステロールなどが溜まる
↓
動脈硬化が進行
↓
さまざまな疾患のリスクが上がる
糖尿病には、先天的にインスリンが作れず若年期で発症するⅠ型糖尿病、後天的な要因で起こるⅡ型糖尿病があります。
その他にも妊娠性糖尿病など、いろいろな種類があります。

Ⅱ型糖尿病は生活習慣病と言われるため食生活の乱れや、肥満だけに注目しがちですが、『糖尿病になりやすい体質』の遺伝も大きく関連していると言われています。

このような症状があり、糖尿病が現病歴にない方は健康診断の結果などを確認したり糖尿病を疑って内科を受診してもらうことも検討します。
★“7.0%以上”は歯科治療時に注意が必要!

HbA1cが7.0%を超える状態が長く続くと免疫機能の低下や微小血管の障害により、感染しやすく、炎症が長引きやすくなります。
そのため、歯周治療を行っても炎症が改善しにくいケースがあるのです。
また、血管が脆く(もろく)なりやすいことで、出血しやすい状態にもなります。
この状態が続くと、お互いが関わり合うことで悪化する負のループに陥ってしまいます。
糖尿病と歯周病に密接な関係があることは日本糖尿病学会のガイドラインでも示されていて
歯肉出血や腫脹が認められる場合は、積極的に歯科を受診させるよう『専門医に依頼すべきポイント』として記載されています。


歯周治療はHbA1cを約0.5%低下させるという研究報告があり、歯周組織の感染と炎症のコントロールを行うことで全身的に炎症状態が改善する可能性が高いと提言されています。
たかが0.5%と侮ってはいけません。
0.3%の改善で、経口血糖降下薬1剤分に匹敵するとも言われています。
つまり歯周治療は糖尿病の重症化予防につながるといっても過言ではありません。
こうした関係を知っておくと、日々の臨床での見方が少し変わりませんか?
さらに最近では、糖尿病と歯周病の関係性が重視され、実際に6月からの診療報酬改定でも、歯周病ハイリスク患者加算が「重症化予防連携強化加算」へと見直されました。
歯科診療情報の提供が要件に追加され、糖尿病患者に対する歯周治療と医科連携がより重要視されています。
また医科の方でも、歯科医療機関連携に関する加算が新設され、糖尿病の患者さんが歯科に紹介されるケースも今後増えていくと考えられます。
つまりこれからは、歯科と医科が連携して患者さんを支える時代になってきています。
これまで私たちの仕事は「お掃除」や「定期検診」と捉えられることが多かったかもしれません。
しかしこれからは、
「炎症をコントロールする」
「慢性疾患に関わる医療」
という視点が求められています。
糖尿病だけでなく全身疾患の知識が歯科衛生士にとって欠かせないものになります!

今回は、糖尿病についてほんの入口しかお話できませんでしたが今後ラプレッスンで全身疾患シリーズを撮影予定です。
この記事内で現在作成中のスライドをちょい出ししてみました。
動画の完成を楽しみにお待ちください!
ドラえもんが100体以上集まるイベントに行ってきました!

見たことないドラえもんばかりで、と~ってもかわいかったです♡

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