歯科衛生士に必要なシャープニングの知識についてお伝えしていきます。
シャープニングのブログを担当する中谷です(^^)
初めて連載を受け持つことになりドキドキしていますが、“シャープニング やってみよう!”と思っていただけるよう頑張ります!
Contents
まず初めに、“なんのためにシャープニングをするのか”をお伝えいたします。
とは言っても「シャープニングの目的を知っていますか?」と聞くと、ほとんどの衛生士さんがご存知だと思います。
表現は様々ですが、大切なことは鈍化したエッジをシャープにすることですよね。
学生時代にも習ったのではないでしょうか。
ではでは、毎日のルーティンワークにシャープニングは入っていますか?
とても素晴らしいと思います♡
ぜひその習慣を続けてください!
忙しくてできてないな〜、、という衛生士さん。
今すぐテストスティックでテスティングをしてみてください!
ツルっと滑っちゃいませんか?
ツルッとしたスケーラーを使っている衛生士さん、チャンスです。
しっかり研いでエッジがシャープになったスケーラーを使うと、歯石除去の効率が上がります(^^)
以前、SRPセミナーを受けてくださっていた衛生士さんのエピソードをご紹介します。
SRPセミナーでは、必ず1日目にシャープニングの時間を取ります。
(研げていないスケーラーを使っていては、正しいポジション・側方圧でアプローチしても歯石を取ることができないからです。)
その衛生士さんは、コツコツとSRPの模型練習をしていたのですが、そのうちに上手くエッジがかからなくなってきました。
熱心に練習したことで、エッジが鈍化してしまったのです。
そこでシャープニングの時間を設け、エッジが回復した状態で模型に向き合うと
『すごい!めっちゃ取れる!
ちょっとみんな、シャープニングめっちゃ大事やで!』
と、思わず周りの衛生士さんにも声を掛けました。
エッジの状態が違うと同じようにSRPを行なっても結果が違うことを体感してくれたことが嬉しかったです。
でもそれはSRPセミナー最終日。
もう少し早く気付いてもらいたかったのが本音ですが、とにかく気付いてくれてよかった!!
ツルっとしたスケーラーで縁下歯石を取る、というのは非常に難しいことです。
SRPが苦手な衛生士さんはシャープニングも苦手な方が多いように思います。
シャープニングできていないスケーラーを使っていると歯石をとらえても滑ってしまい取れないので、当然かもしれません。
「新品のスケーラーだとよく取れるのに、、」と感じる衛生士さん、この機会に道具(スケーラー)のお手入れを見直してみませんか。
SRPが上手な衛生士さんはシャープニングをないがしろにはしません。
正しくお手入れされたスケーラーを使うことの大切さを知っているからです。
あんまりスケーラー研いでないな〜 という衛生士さん、今年は正しいシャープニングを身につけてSRPをスキルアップしちゃいましょう!
よく研げたスケーラーを使う→ 歯石が取れやすい(余分な側方圧を掛けなくても取れる)→ 患者さんの負担が減る
というふうに、シャープニングは衛生士さんにも患者さんにもメリットしかありません♡
ちなみに、一般的なスケーラーは15ストロークほど使用するとエッジが鈍化し始めます。
(エバーエッジやシャープニング不要のスケーラーは例外です)
“シャープニングが苦手”という衛生士さんは、まだ引っかかるし使える、、とついつい研ぐのを先送りしてしまいがちです。
ですが、シャープニングを早く習得するポイントはココにあります。
“まだ引っかかる状態”でシャープニングをする方が、早く・綺麗に研ぐことができます。
お掃除と一緒ですよね。
毎日こまめに片付ければ短時間で済む。
そんなイメージです。
それにこまめに研ぐことはスケーラーを長持ちさせることにもつながります!
詳しくは次回お伝えいたします(^^)
また覗きにきてください♡
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