
こんばんは。
ラ・プレシャスの岡村陽菜です!
前回のブログでもお伝えしましたが、現在私は開咬のため、矯正治療を行っています!
急速拡大装置を装着して約3か月が経過し、先日から上顎にはブラケット、下顎にはセパレーションゴムも装着され、治療は新しいステージへ進みました。

治療を受ける中で改めて感じたのは、歯並びは、「歯だけで決まるものではない」ということ。
今回は、自分自身が学んだことを通して、「後天的開咬」と口腔機能について考えてみたいと思います。
(自分が経験すると、めちゃくちゃ勉強しまくりです!)
Contents
みなさんは、後天的開咬の患者さんを診たことがありますか?
小児期の悪習癖によって生じる開咬も「後天的開咬」に含まれますが、
今回ここで取り上げる「後天的開咬」とは、成人後に生じる開咬を指します。
「子どもの頃は問題なく咬めていたのに、大人になってから前歯が咬みにくくなった。」
そんな患者さんが来られたこともあるかもしれません。

弊社のスタッフもなんと、4名ほど開咬のスタッフがいます!
なんと、スタッフ全体の1/3が開咬…!
その中には、成人後に開咬を生じた人も…
みんな、見た目はきれいに並んでいますが、私と同様に前歯部が空いています。
もちろん、開咬に対して矯正治療を行い、歯列や噛み合わせを整えることは大切です。
しかし、開咬を引き起こした背景にあると考えられる要因の一つ、
「口腔機能や筋圧のバランス」が改善されなければ、後戻りのリスクは残ったままなんです。
「歯を動かすこと」と「歯列を安定させること」は、実は別の問題!!
後天的開咬を考えるうえで欠かせないのが、「口腔機能」という視点。
ブラッシング指導やセルフケア指導を行う際も、歯だけを見るのではなく、舌や口腔周囲筋まで考えることで、患者さんへの説明の幅は大きく広がると思います!
今回おすすめする動画を見て、口腔衛生状態不良への対応だけでなく、口腔機能へのアプローチについても学んでみてください!
患者さんへの指導にぜひお役立てください。

実は歯列は、歯だけで並んでいるわけではありません。
歯列は、舌と口唇・頬の筋圧がバランスを保つことで安定しています。
一般的には、
と言われています。
しかし、このバランスが崩れると、歯列に持続的な力が加わり、咬み合わせの変化や矯正後の後戻りに関与することがあります!
つまり、歯だけを並べても、舌や口腔周囲筋の使い方が変わらなければ、再び歯列が崩れてしまう可能性があるんです…
現在も急速拡大装置を装着していますが、食渣のつまりや痛みも落ち着き、だいぶ慣れました!

正面から見ると、上顎はしっかり拡大され、前歯には正中離開が認められるようになっています。
さらに、上顎にはブラケット、下顎にはセパレーションゴムも装着され、治療は次の段階へ進みました!
先日、「今日はついに急速拡大装置が外れる日だ!」
とルンルン気分で歯医者へ向かいました。
診療室に入るなり、
「先生、今日取れるんですよね?」
と聞くと…
「取れるわけないやん!!」と、笑いながら即答(笑)。
「え!?まだなんですか!?」
これが、今回の治療で一番驚いた出来事でした。
もちろん先生からは事前に説明を受けていたのですが、
「ここまで広がったんだから、そろそろ外れるはず!」
「治療は次の段階かな!」と、
いつの間にか自分の中で都合よく解釈していたようです(笑)。
比較写真を見てください!↓

結構、拡大されていますよね?
しかし先生から説明を受けて、「なるほど!」と納得した理由がありました。
それは、
歯列は広がっても、口腔機能はまだ新しい環境に適応していないから。
ということです。
これらの筋圧がバランスを保つことで歯は安定するのです。
急速拡大装置によって骨や歯列は広がりましたが、舌や口腔周囲筋は、まだその新しい歯列の幅に適応している途中です。
そのため、この段階で装置を外してしまうと、外側から加わる頬や口唇の力によって、せっかく広げた歯列が元の位置へ戻ろうとしてしまうそうです。
つまり、急速拡大装置は歯を広げるだけではなく、新しい歯列に口腔機能を適応させ、後戻りを防ぐための大切な期間でもあるということなのです。
先生からは毎回、「頬に空気を入れといて!」
と言われていたのですが、今回その理由がようやく腑に落ちました。
舌をスポットにつけたまま頬に空気を入れることで、舌の正しい位置や口腔周囲筋の使い方を意識するトレーニングにもなっていたんですね。
一見簡単そうに思えますが、実際にやってみるとこれが意外と難しい…。
しかも仕事をしていると、気づけば舌の位置を意識することをすっかり忘れてしまっています(笑)。
「歯列は広がっても、口腔機能はすぐには変わらない」
今回の治療を通して、そのことを身をもって実感しました。

歯並びだけを整えても、口腔機能が変わらなければ後戻りのリスクは残ります。
だからこそ私たちDHも、
「歯をどう動かすか」だけではなく、
「その歯並びをどう安定させるか」という視点を持つことが、
患者さんへのより良いサポートにつながるのではないかと思いました。
今回、自分自身が矯正治療を受けることで、患者さんの立場になって気づくことがたくさんありました!
だからこそDHとして、
「なぜ保定が必要なのか」
「なぜ口腔機能まで診る必要があるのか」
その理由まで患者さんに分かりやすく伝えられる存在でありたいと思いました。
日々の臨床では、どうしても歯肉や歯に目が向きがちです。
でも、その背景には
といった、歯並びを支える機能があります。
これからは歯だけではなく、
「機能」という視点も大切にしながら、
患者さんと向き合っていきたいと思います。
矯正治療を始めて、身をもって学ぶことがたくさんあります…
ブラケットがついてから、歯ブラシが届きにくい部位も増え、ブラケット周囲には少し着色が付着していました。

毎日丁寧に磨いているつもりでも、装置があることでセルフケアだけでは管理が難しいことを、実感しました。

今回のメインテナンスでは、エアフローでブラケット周囲の着色もきれいに除去してもらい、スッキリ。
矯正治療中はセルフケアだけでは限界があること、そして定期的なプロフェッショナルケアの大切さも改めて感じています。
私自身もまだまだ経験の途中ですが、今回のことも含め、私が実際に経験したことが、みなさんの日々の臨床に少しでも役立てばうれしいです。

今日は、岡村陽菜がレビューします!
院内でも「フィステル」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか?
最近は、「サイナストラクト」という用語へアップデートされています。
少し覚えにくい用語ですが、フィステルとサイナストラクトでは意味合いが少し異なります。
ぜひ動画を見ていただき、知識をアップデートしてください!
頬粘膜が硬い患者さんって、いらっしゃいますよね。
実は私もその一人です。
開口量も2.5指程度しか開かず、なかなか厄介な患者だと思います(笑)
ただ、バキュームの挿入方向やチップの見直し、ロールワッテの活用などで、少しは処置しやすくなると思います!
ぜひ動画を参考にしてみてください!
粘膜を吸いにくくする工夫
①チップ
②開口量とバキュームの位置
③その他の工夫
歯科衛生士の診療に
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