MFTを習慣化するには?

里見 真由美 里見 真由美

# コラム

 

こんばんは!

今回はバックエンドの里見が担当いたします。

 

思わず買っちゃった、歯型グミ!笑

 

カルディのハロウィンコーナーで買えますよ♡

みんなで歯に食い込ませてひと遊びしたことは言うまでもなく(笑)

 

新動画カテゴリー始動!

みなさん、新動画「かんたんMFT」ご覧になっていただけましたでしょうか?

長文にはなりますが、動画では触れきれないところをお伝えしたいと思いますので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

 

今回のMFTを知っていく上で、

口腔機能発達不全症を知っていますか?

 

口腔機能発達不全症とは、2018年に保険適用になった新しい病名です。

対象は18歳未満の子ども
(当初は管理を始める年齢は15歳未満でしたが、現在は18歳未満に引き延ばされました)

 

発達時期ごとに習得するべき機能は異なります。

生まれつきの障害がないにも関わらず、食べる、話すなどのお口の機能が十分に発達していない状態を言います。

 

この口腔機能発達不全症ができたことでMFTを始めた医院さんも増えたのではないでしょうか。

 

MFTとは

Olal Myofunctional Therapyの略で日本語では口腔筋機能療法といいます。

 

歯列を取り巻く口腔周囲筋の機能を改善するためのトレーニングで、後天的な口腔周囲筋の不調和の改善を目指します。

「後天的」な口腔周囲筋肉の不調和とは、
指しゃぶり・口呼吸・吸唇癖・舌突出癖・低位舌など誤った口腔習癖により

  • 舌が正しく使えていない
  • お口を閉じる筋肉が弱い
  • 弱いとは逆にお口の周りの筋肉が過緊張している

などの状態です。

 

(長男は睡眠時口が閉じきっていない…これは3年前の写真。いつからなんだろう、😢)

 

どの習癖も良くないとは知っているけど、そう簡単に直せないと困っている親御さんも多いはずですね。

 

そもそもこのような習癖が成長とともにお口に与える影響を知らない方もたくさんいらっしゃいます。

 

保険での算定をしていない医院だから関係ない、、ではなく、小児の検診に携わる方にはぜひ知っておいて欲しいと思っています。

これまでは矯正歯科などでの取り組みが多く、患者さん自身も知る機会が少なかったMFT。

この普及の機会に、いつも行っている街のかかりつけ医で身近に口腔筋機能の正しい使い方を知ってもらえるということに大いに期待です。

 

 

定期検診内でチェックするポイント!

  • 上顎前歯の唇側にハードプラークが付いている、口唇もカサカサしている。口呼吸をしているのかな?
  • 鼻炎があるみたい。口呼吸に頼っているのかな?
  • 話をしていると舌を前歯に押し当てているな。正しく舌が使えていないのかも
  • 口角が下がっているなー。お口周りの筋肉が正しく使えていないのかな
  • うがいの時頬をしっかりと動かせているかな?ガラガラうがいできるかな?
  • 過蓋咬合だなー。下唇を噛む癖がないかな?ブラキシズムをしている?口呼吸かな?
  • 猫背だな。低位舌になっているかな?

などなど。

 

(お兄さん、また口あいてまっせー!)

少しの気付きがあれば日常のことを質問してみたり、時間が無ければリーフレットなどを用意しお渡しして知ってもらうことができます。

診断はもちもんドクターが行いますが、ファーストコンタクトになることが多い衛生士からの気付きと問診結果をドクターに伝えることで診療もスムーズに進みます。

 

今週のおすすめ動画

今週は正しいお口について解説している動画をおすすめします。

 

これからMFTを始めていこうと考えている方、MFTってなんだろう?と思っている方必見の動画です!

 

今後もいくつかの基本のトレーニング方法をお伝えしていきますのでお楽しみに!

MFTは奥深くてトレーニング方法はたくさんあります。MFTの沼へようこそ〜(笑)

 

 

おすすめ動画を見る

 

トレーニングのポイント

1日のトレーニングの量

動画内で各トレーニングの回数はお伝えしていますが、1つのトレーニングは5〜10回くらいを目安に行います。

ご紹介するMFTは手軽に始められるものを集めているので、トレーニング方法はまだまだたくさんあります。
その中から、その子のその時に合ったものを2〜3個組み合わせて指導し、お家でトレーニングをしてもらいます。

 

幼児期からでも、できるよう全部で3〜5分くらいでできるよう考えると続けやすいかと思います。

 

トレーニング次の注意点

トレーニングの時は足が床にしっかりとつく環境で行うよう指導をします。

 

診療チェアでは足が床につかないと思うので、子供用の椅子を用意したり、スペースがなければ立って行うこともできます。

 

習慣化するには

朝・昼・晩とできればそれに越したことはありませんが、継続するためにも1日1回を習慣にすることを目標に!

  • お菓子を食べまる前
  • ゲームをする前
  • お風呂の中で
  • 歯磨きの前に

など生活とセットにして取り組んでもらうとやり忘れを減らすことができます。

 

お家の方も一緒にやってみてください!とぜひお伝えしてみてくださいね。大人が行うとリフトアップ効果も♡

 

保険算定していくとなると、トレーニングを習得できているか(改善がみられるか)、変化がないのか、の確認が必要となります。

 

来院時に宿題で与えたトレーニングをチェックして、身についていれば1つのトレーニングを新しいトレーニングに置き換える、場合によってはレベルダウンして簡単なものにするなど組み合わせを変えながら経過をみていきます。

 

トレーニングが正しくできる・正しくできないも大切ですが

毎日できる・毎日できないに注目することが大切と考えています。

習慣化するにはどうしたらいいか、そこを一緒に考えて保護者にも寄り添うことがポイントです。

 

撮影の裏側

MFTの撮影は夏休み中だったこともあり、私が実践するのはちょっと絵が耐えられない(笑)…と思うところは息子たちに登場してもらいました!

ラプトレに一緒に出勤

 

待機中の次男は、宿題してると見せかけてゲームをしている?

 

あれ、やっぱり次男はゲームしてる!?笑

 

長男は矯正の1期治療がいよいよスタートします。

もともとは鼻詰まりなどから始まったであろう口呼吸が、もう骨格から矯正していかないと治せない状況になってしまいました。この治療で鼻もすっきり通りやすくなると思うよと矯正の先生に言われました!

 

長男の幼児期にはMFTなんて知らなかったことが悔やまれる…(3日坊主なので続けられていないかもしれないですが、笑)

 

幼児期からのMFTの取り組みの大切さを改めて感じました。

 

今週のNew動画

 

 

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