こんばんは!今回はバックエンドチームの木部が担当いたします。
10月に入っていきなり冬のような気温(私の住む千葉は11月中旬くらい)になり、秋はいったいどこへ?
と思えば日中は25度?
(季節外れの桜が咲いていました!)
気温差が激しくて体調管理が難しい時期ですね。
みなさまどうか体調お気をつけください〜
さて私はラ・プレシャスのセミナーで使うスライドの作成を担当しているのですが、歯周治療の流れのスライドを作った時に歯周病新分類をしっかり理解する必要がありました。
2019年に日本で歯周病新分類に移行してから早5年。
新分類とっつきにくいと感じていた私が
新分類すごい〜なるほど!となるまで噛み砕いたものを少しお伝えしたいと思います。
勝手にシリーズ化、歯周病新分類を知ろう①ということで
今回は『健康な歯肉と歯肉炎』についてお話しいていきます。
さっそくですがここで問題。
このイラストの中で「健康な歯周組織」はどれでしょうか?
正解は、全部「健康な歯周組織」です。
先ほどのイラストは歯周病の新分類で定義された「健康な歯周組織」です。
①は付着の喪失(アタッチメントロス)を伴わない歯周組織
②歯周炎の既往がなく高さが減少した歯周組織
③歯周治療が終了し、安定している歯周組織
を示しています。
特に③は旧分類だったら健康とは診断されませんでした。
③だけはPPD4mm以下ですが、歯周治療が終了している(歯周病の既往がある)というのと出血がないことが前提です。
健康な歯肉の定義はこの3つだけではありません。
これは1歯単位で見た時です。
それに加えて患者レベル(一口腔単位)でみると
BOP(+)の部位が全顎で10%未満が健康と定義されています。
↑これはBOPの目標値(検査基準)が9%以下とされているのを知っていれば馴染み深い数値ではないでしょうか?
1歯単位、一口腔単位というと難しい話ですが
ざっくりいうとポケット3mm以下、BOP10%未満が健康だけど
歯の1本1本、もっと言うと1歯面(近・遠心・頬・舌側)の状態をちゃんと診て治療しようね、ということです😀
歯肉炎の定義は簡単です!
1歯単位ではBOP(+)だと歯肉炎
患者レベルでは
BOP(+)の部位が全顎で10%以上だと歯肉炎です。
↑のスライドは先ほどの健康な歯が歯肉炎になったものです。
ここで注意するポイントは
③は先ほどPPD4mm以下で出血がない場合が健康でしたが、出血がある場合は他と同様に3mm以下でないと歯肉炎とはいえません。
新分類を理解するための第1ステップは、健康な歯周組織と歯肉炎を見分けられるようになること。
そのためには「健康な歯肉」を知ることが非常に大切というお話しでした。
次は「歯周炎」の見分け方なのですが
長くなるのでまたの機会にお話ししますね〜😄
健康な歯肉を守るには歯磨きが非常に大事です。
そこで今週は「伝わるTBI01」をおすすめします。
こちらの動画は9/24のラプレッスン大リニューアルの際に公開されたプレミアム動画ですが
なんと現在無料公開中です!
岡村のTBIへの愛♡が伝わって、TBI苦手な方の意識も変わってくると思います。
ぜひぜひご覧ください〜
9/24のラプレッスン大リニューアルの日、バックエンドチームは朝からてんてこまい。(の割に楽しそう😄)
リリースまで本当〜に大変だったので、その労をねぎらって岡村が豪華な打ち上げを企画してくれました✨
私も打ち上げ1週間前に急遽大阪出張が決まって無事打ち上げに参加することができ
豪華なお肉パワーでしっかりチャージされ
バックエンドチームの絆もまた一段と深まった夜でした!
・患者さんの頷きが増える7つのルールその1
1. 距離感と座り方
2.話の看板を出そう
3.イメージが共有できるツールを使おう
大人気のかんたんMFTシリーズは今回の動画で最後です。
次回より新作のカテゴリーに入りますのでお楽しみに!
歯科衛生士の診療に
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