「着色除去はどこまでやる?」取る前に考えたいこと

奥野奈美 奥野奈美

# コラム

 

みなさんこんばんは。

今週は奥野が担当いたします。

今日のテーマは、着色についてです。

 

メインテナンスで着色がついていると、
「きれいに取ってあげよう」と思いますよね。

 

メインテナンスでよく目にする「着色」。

ついていると、なんとなく「取るもの」と思っていませんか?

 

でも、その色は本当に取る必要があるのでしょうか?

 

今回は着色の正体から、
除去する前に考えたいポイントまで
一緒に整理してみましょう。

 

そもそも「着色」って何?

でも、ちょっと待ってください。

私たちは、なぜ着色を取っているのでしょうか?

 

  • 患者さんが気にしているから?
  • 見た目がきれいになるから?
  • 着色が残っていると気になるから?

もちろん、どれも大切です。

 

でも、着色除去にはもう一つ考えておきたいことがあります。

“その着色は、そもそも何なのか?”ということです。

 

歯の表面に色素が沈着・付着して見える状態を、一般的に「着色」「ステイン」と呼びます。

 

ただし重要なのは、

着色=プラークではない

ということ。

 

  • 飲食物などに含まれる色素
  • タバコなどによる色素沈着
  • ペリクルやプラークとの関連 など

着色にはいろいろな背景があります。

今週のおすすめ動画

着色を見つけたら、その背景にも目を向けてみませんか?

 

飲食習慣や喫煙習慣など、着色の背景を知るためには患者さんへの聞き取りも大切です。

 

でも、生活習慣って意外と聞きにくいもの。

 

今回のおすすめ動画では、
喫煙歴・セルフケア・飲食習慣を自然に聞き出すポイントやお声がけ例をご紹介しています。

 

着色を「取る」だけで終わらせず、
患者さんを知るきっかけにもつなげてみてください。

 

喫煙習慣やセルフケア、飲食習慣を聞き出せるコツを掴んで医療面接に役立ててくださいね!

 

  • 生活習慣の聞き取りの目的
  • 喫煙歴、セルフケア、飲食習慣をどう聞くか
  • 安心して本音を話せる雰囲気づくり

 

おすすめ動画を見る

10/14(水)まで無料公開中です!

 

その着色、本当に「取るもの」?

そして 着色があるからといって、それ自体が歯周病の原因ではありません。

 

ただし、プラークや歯石などと一緒に存在している場合は、単なる「見た目の問題」とも言い切れません。

 

だからこそ、着色を見つけたら「取る」前に考えてほしいことがあります。

 

それは
歯の変色=すべての表面の着色ではない
ということです。

 

例えば

  • 歯の内部の変色
  • 歯の形成過程に由来する色調

などは、表面の着色除去とは考え方が違います。

 

「この色はクリーニングで取れるものなのか?」を見極めることも重要です。

 

どれだけ研磨しても変わらない色に対して、必要以上に処置を続けないという判断も大切です。

 

「取れない」のではなく
「そもそも取る対象ではない」

という場合もあります。

 

メインテナンスで着色を見つけたら、
ぜひ一度立ち止まってみてください!

① これは何による着色?
② どこについている?
③ プラークや歯石との関係は?
④ 患者さんはその着色を気にしている?
⑤ 除去することで患者さんにどんなメリットがある?
⑥ どの方法で、どこまで除去する?

この6つを考えるだけでも、
「着色があるから取る」という処置から少し変わってくると思います。

 

着色除去、どこまでやる?

 

着色除去は、単に歯を白くきれいにするための処置ではなく、

患者さんの口腔内を観察し、
原因を考え、必要な方法を選択する

そんな、歯科衛生士の臨床判断が詰まった処置なのかもしれません。

 

「どこまで取れるか」だけではなく、
「どこまで取る必要があるのか」を考えられる歯科衛生士でありたいですね。

 

出張ラプトレ第2弾 in Tokyo

関東方面の皆さま、お待たせしました!

昨年に続き、今年も私たち東京へ行きます!

 

 

今回は株式会社ヨシダ様の東京本社スタジオをお借りして、

「拡大視野で学ぶSRPベーシックレッスン」を開催します。

 

『Nextvisionを活用した
SRPベーシック 1Day Lesson』

日程①:2026年 11月22日(日)
日程②:2026年11月23日(月・祝)

時間:10:00〜16:00
場所:株式会社ヨシダ本社(東京)

 

このレッスンでは、なんとお一人に1台
ネクストビジョンを使ってトレーニングできます!!

 

※こちらの写真はラプトレOSAKAでのレッスン風景です

 

手元を拡大し、刃先の状態や動きを一つひとつ確認しながら

シャープニングから近心・遠心へのアプローチまで、じっくりトレーニングを行います。

 

定員12名に対して
岡村・更谷・奥野の講師3名と
サポートスタッフ2名でお迎えします。

 

講師が手元を見ながら、その場でアドバイス。

気になるところをすぐに聞ける、少人数ならではのレッスンです。

 

「SRPが思うようにできない」

「この部位、
どうアプローチしたらいい?」

「自分の手技を一度見てもらいたい!」

 

日頃の臨床で感じている疑問や、つまずきを解決しにいらしてください。

明日の診療に活かせることを持ち帰っていただけたらうれしいです。

 

東京で皆さまとお会いできるのを、楽しみにしています!

 

セミナーの詳細を見る

 

新着動画レビュー 

インストラクター奥野が新着動画のレビューします!

 

 

新着ベーシック動画

全身疾患の基礎知識
03.2章 患者さんの情報を把握しよう

 

いつも患者さんにお聞きする

「お変わりありませんか?」

この一言をお口の中だけのお変わりの聞き方になっていませんか?

 

特に既往歴に記入がある問診表の情報から聞き出せる情報はたくさんあります。

 

何を聞き出せばいいか
何をチェックすればいいのか

この動画で学んでいただけたらと思います。

 

  • 「お変わりありませんか?」だけでいい?

  • 問診票のどこをチェックする?

  • お薬手帳から何を読み取る?

  • 患者さんの情報を臨床につなげよう

 

新着ベーシック動画を見る

 

新着プレミアム動画

お悩み解決! こんな症例どうする?
07.右上6-7間のSRP –大切な3つの基本–

 

SRPを練習するのに、まずは押さえておきたい3つの基本。

 

「SRPはむずかしい」と思っている時は

まずは3つの基本ができているかチェックしてみてくださいね。

 

  • SRPが安定しない原因は?

  • 力を抜いて持つためのポイント

  • 奥歯で安定するレストの取り方

  • 側方圧で考える2つのこと

 

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