こんにちは、更谷です。
私は今、横浜から関西へ戻る新幹線の中でブログを書いています。
先週末は待ちに待った『日本国際歯科大会2023』が開催されました。
ラ・プレシャス からは
我らがキャプテン、星崎が登壇しました!
ラ・プレシャス メンバーで心に大きな横断幕を掲げて応援に行ってきました。
先輩の勇姿に目をうるうるキラキラさせながら聴いていました。
また星崎からも報告があるかと思います^^
2018年ぶりの開催。
前回はラ・プレシャス もデンタルショーに出展し、
たくさんの「ラプレッスン 見てます!」のお声をいただいたことを思い出しました。
今年もたくさんの歯科関係者の皆さまにお会いできて、とても実りある有意義な3日間でした!
最近エアーアブレージョンのレッスンが増えているように感じるので、
パウダーの種類について復習です。
パウダークリーニング、エアポリッシングなど様々な名称で呼ばれるこの手法。
(よく耳にする『エアフロー』という言葉はEMS社の製品名です。)
パウダーの種類を再確認していきましょう!
■炭酸カルシウム
パウダー粒子が大きいことで知られています。
強固なステインや縁上のプラークに対して有効ですが、
エナメル質への損傷が出やすいため使用には注意が必要です。
例)NSK:フラッシュパール
Kavo:プロフィーパール
■重炭酸ナトリウム
いわゆる重曹。炭酸カルシウムと同じくステイン除去としては効率が高いですが
象牙質、セメント質、補綴物への損傷があるため使用には注意が必要です。
高血圧の方、塩分摂取制限をしている方には使用できません。
例)Kavo:プロフィーフレックスパウダー
■グリシン
現在一番エビデンスの多いパウダーです。
水溶性アミノ酸のため水に溶けやすくポケット内に残留しません。
粒子サイズは18ー65μmと幅広く、
物を選べばステイン除去にも歯肉縁下にも使用することができます。
例)YOSHIDA:QパウダーGファイン / エクストラファイン
NSK:ペリオメイトパウダー
■エリスリトール
代用甘味料の一種で甘味があるがう蝕の原因となる酸を産生しない非う蝕性。
粒子サイズが14μmと一番小さく、エナメル質や軟組織はもちろん
根面や補綴へも低侵襲で使用することができます。
国内の製品には塩化セチルピリニジウム(CPC)が少量添加されているものもあり、殺菌効果も期待できると言われています。
例)EMS:AIRFLOWパウダープラス
MORITA:ハンディーパウダーPMTC+
それぞれ製品により粒子のサイズは異なります。
パウダーによって
歯肉縁下方向に向けて良いもの、
歯冠方向に向けて使用するものがあります。
自院で使っているパウダーの特徴をよく理解して
最適なパウダーを選択できるようになりましょう。
パウダーメインテナンスを行うにあたり大切なことは、
プラークを『可視化』すること。
できる限り染め出しを行い、どこにプラークが残っているかを把握した上で
低侵襲な施術が行えるようになることが大切です。
染色をすることで取り残しなども分かりやすく自身の施術の傾向も分かります。
レベルアップにもつながるでしょう。
実際の当て方やポイントなどはまた別のメルマガで配信しますね。
まずは、自院で使っているパウダーの特徴をよく理解して
最適なパウダーを選択できるようになりましょう。
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