弊社がサポートをする歯科医院に医院研修のご感想や変化をお伺いしました。
歯科衛生士のサポートをするラ・プレシャスの医院研修をご依頼頂いている院長先生にご感想をお伺いし、依頼する以前の医院のお悩みから、その後の歯科衛生士の方々や医院自体の変化までを語って頂きました。
(聞き手:ウェブサイト制作担当 ヒトノチカラ製作所)
Contents
当時新人だった衛生士達がお姉ちゃんになってきたな、と思いますね。
それに、岡村先生が来る日は朝から元気です。
岡村先生が来られたらもっと元気になります。麻薬のような存在です。
最近では、岡村先生を真似て同じ言葉・同じトーンで衛生士が患者さんに話していますね。話し方だけでなく、患者さんに触れる手付きも似ています。
SRP治療を受けながら寝ている患者さん
以前はそんなことなかったのですが、いつからか、しっかりと歯石や肉芽をとることができていて、ガーゼを血まるけ(血まみれ)にして診療しています。
でも痛くないので患者さんはグーグー寝ているんですよ。
不良肉芽をそっと取ってもらうと、痛気持ち良いし、悪いものがなくなってラクになるので寝てしまうんでしょうね。
「こんな風にしていいんだよ」と岡村先生がお手本になって見せてくれるので、初めは恐々でも見よう見まねでやり始めます。うちの場合は衛生士の数も少ないので、岡村先生のやり方をよく見れるし、真似やすいんでしょうね。
自身を持って患者さんと接する
衛生士が自信を持って患者さんと接しはじめました。
自信がないと、患者さんから何か聞かれた時にオドオドしてしまって、そこで終わってしまうと思うんです。
ですが、自信を持っていると、患者さんに何か言われたとしても十分に対応することができますよね。
そのための勉強なんですよ、実は。
今は情報過多の世界なので、患者さんのほうがよく知っている時もあるんですね。
その患者さんに何か言われた時に答えられないとそこまでですが、岡村先生から<答えられない時の対応の仕方>についても学んでいるので、誤魔化さずに向き合うことや、その後の勉強の仕方も教えてもらっているようです。
1番の変化は、彼女達が長く勤務してくれているということですね。
特にここ2年くらいで実感しているのですが、メンテナンス率が上がっています。
メンテナンスに来る患者さんの数がグッと上がっていますね。
今まで10人に対して2~3人だったメンテナンス率が、7~8人になっていますね。
彼女達がきちんと歯周病を治療できるようになったことや説明できるようになったので、メンテナンスの必要性を患者さんに伝えられるようになったことでそうなってきているんだと思います。
患者さんがメンテナンスに来られた時に恥ずかしくないような治療をしなければと思うようになりましたね。
今までも適当にしていた訳ではないんですが、なるべく良い治療を、と思っています。
今までは何も言わずに銀歯を入れていた時もありましたが、できるだけ良い治療を・・・と思うようになりました。
やりがいを持ってイキイキと働いてもらいたいと思っています。
スタッフ達は自分を映す鏡だと思っているので、彼女達が元気で働いてくれていると嬉しいですね。
就業環境は、他の医院と大きな差はないと思うのですが、結局は彼女達の仕事に対するやりがいですよね。
患者さんからどれだけ信頼されるか、ということが彼女達のモチベーションに繋がると思います。
僕は彼女達のことを患者さんに「先生」と紹介するようにしています。
「先生に代わりますから」と言って毎回衛生士と交代しています。
(歯科衛生士の葛谷さんのインタビューで「先生は衛生士をきちんと認めてくれています。」とおっしゃっており、先生の気持ちが伝わっていることがわかります。)
また、珍しい症例があった時には衛生士を集めて、ディスカッションをしたりして情報共有をするようにしています。
取材:ヒトノチカラ製作所
名古屋駅から電車で15分。
きたいま歯科は、尾張一宮駅近郊の整理された住宅街の中にあります。
三角屋根の気取らない雰囲気のかわいらしい建物に安心感を感じた事を覚えています。お伺いした時は、その日最終枠の患者様を診療中でした。
きたいま歯科様の第一印象
4つチェアーがあり、一番右端は竹中先生が患者様を診療中。
患者様に対して、ざっくばらんに、しかし症状の内容については丁寧に説明されている様子が、まさに安心して通える町の歯医者さんという雰囲気でした。
真ん中のチェアーには歯科衛生士の葛谷様が、真剣な眼差しで患者様を診療中。
部外者の私が入ってきても全く気付いてない様子。
全力で仕事に打ち込む姿が印象的でした。
左端には、岡村が患者様を診療し、きたいま歯科様の新人の衛生士の児島様が横について岡村の手元を食いいるように見ておられたのを覚えています。
仕事が好きになった
入社当時は大変だったが、今ではこの仕事が好きという歯科衛生士の葛谷様。
私の質問に、一つ一つ丁寧な言葉で答えていただきました。
前述のとおり、実直で真面目で一生懸命な方なんだろうなという印象を受けました。
辞めたいと思っていた入社当時から、今に至るまでの心境の変化を聞いて驚いたのと同時に、こういう方なら患者様は安心して診てもらえるだろうと思いました。
アットホームな“間”
直感を大事にし、ざっくばらんな竹中先生と、のびのび育っている衛生士の方々。
この医院には、独特なアットホーム感を感じる“間”があるように感じました。
患者様は、その“アットホームな間”が心地良くて、きたいま歯科に通ってらっしゃるのだろうという印象でした。
イキイキと働いてほしい
インタビューの中で竹中先生が何度か口にされていた「スタッフにイキイキと働いてほしい」という言葉が印象的でした。
歯科衛生士にどう教えていいのかわからなかったと正直におっしゃる竹中先生。
歯科医師として、経営者として、衛生士の方々がやりがいを持って仕事ができるような環境づくりに真剣に取り組まれてきたことがうかがえました。
一人一人の衛生士に対してしっかりとした研修、それを実施できるメンテナンス時間を確保してらっしゃるので、育つのが早く、身につけたことがちゃんと患者様に提供できる院内の仕組みができていて、その結果、衛生士の方々のやりがいにつながり、さらにメンテナンス率の向上につながっていることがわかりました。
「院長である自分がだめなときは、医院もだめ。まわりは自分を映す鏡。」
「自分のことはなかなか評価できないけど、まわりを見渡せば自分がどうなのかがすぐわかる。スタッフの子たちがイキイキと仕事をしてくれてれば、嬉しいし、その時は自分を評価できる。それが一番早いし正確」とおっしゃる竹中先生。
環境や周りのせいにせず、まず自分を見つめ直すこと。竹中先生には、普遍的で大切な教訓を教えていただきました。
竹中先生、奥様、葛谷様、スタッフの方々、お忙しい中ご協力いただきましてありがとうございました。
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