【歯科衛生士と食育】第10回 キシリトール配合なら本当に歯にいいの?

伝えられる知識の幅が広がる: 歯科衛生士と食育

毎日セミが元気に鳴いていますね!いよいよ夏本番、何だかワクワクします♡

 


 

 

キシリトールが入っていれば何でもいいの?

 

最近キシリトールがとても身近なものになりました。

キシリトールが歯にいいものという意識も広まっているように思います。

 

歯科医院にお勤めの方は、院内でキシリトールガムやタブレットを販売されている方も多いのではないでしょうか?

 

さて、このキシリトールガム。
歯科医院のものは高いから他のを買った、というお言葉をもらったことはありませんか?

 

「市販ではもっと安いのが売ってるし、キシリトールって書いてたよ!」

こうお話して来られると、院内のものをオススメすることができなくなっている方もいるのでは?

ですが、歯科専売品のキシリトールガムが高いのにはしっかりとした理由があるんです!

 

その理由をご紹介!

 

下の写真は歯科専用キシリトールガムの原材料です。

 

 

ポイントは、1番最初にキシリトールと記載されていること!

 

食品の原材料を記載する時は、原材料として多く使用されている順に記載する決まりがあります。

 

スーパーやコンビニにあるキシリトール製品の裏側を見て原材料を見てみてください。

キシリトールも入ってはいますが1番最初では無いはずです。

キシリトールよりも還元麦芽糖水あめなど、他の物の方がたくさん含まれているのです。

 

砂糖には虫歯の原因になるものと、ならないものがあります。

 

 

 

上の図を見れば、麦芽糖が虫歯の原因になるグループに入っていることが分かります。

 

「キシリトールが入っていれば虫歯にならない」という認識は間違いで、それ以外に含まれている原材料など全体的に見たときに虫歯にならないかどうかを評価するのが正解です。

でもこんな難しい話、覚えられないしサッと伝えれない!と思った方に朗報です。

 

 

歯に安心はこのマークが目印!

 

キシリトールガムや飴を買い求められる患者さんには、「特定保健用食品(トクホのマーク)」と「歯に信頼マーク」がついているものを選んでもらうよう伝えましょう!

 

 

トクホマークは虫歯の原因になりにくい食品であることや、歯の健康維持に役立つ食品であることを食品全体をテストした上で審査し、認めたことを示しています。

 

歯に信頼マークはトゥースフレンドリー協会により食後30分以内にプラークのpHが5、7以下にならない食品に対して付けられています。

この2つのどちらかが付いていれば、その食品の砂糖による虫歯の心配はありません

 

また、「ノンシュガー・シュガーレス・無糖」という言葉にも注意が必要です。

この言葉は糖質のうち糖アルコールを除いた単糖類・二糖類の含有量が食品100g(飲料100ml)中、0.5g未満であることを意味しています。

 

つまり、量が少ないだけで砂糖が全く使われていないことを示す言葉ではないのです。

 

 

また、「砂糖不使用」という記載にも要注意です。これは、食品を加工する段階ではショ糖(砂糖)を使用していないことを意味しています。

ショ糖を含んでいないのではなく、加工時に砂糖を使っていなくても、蜂蜜など食品本来の成分としてショ糖が含まれている場合があるのです。

正しい知識を持って、患者さんにお伝えできるようにしておきましょう。

 

 

 

賞味期限が切れたらもう食べられないの?

 

ここからは少し番外編のお話です。食品を購入すると、そこには賞味期限が記載されていますよね。

気がついたらこの賞味期限が切れていた!という経験はないでしょうか?

 

例えば、賞味期限が昨日切れた食品。

見た目は変色などなく、匂いも問題なさそうですが、これはもう食べられないのでしょうか?

 

食品には安全に美味しく食べられる期間があり、それが袋や容器に記載されています。

記載されている期限には、「賞味期限」と「消費期限」があるのはご存知でしょうか?

 

この二つにはこのような違いがあります。

  • 消費期限 「期限を過ぎたら食べない方がいい!」

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで「安全に食べられる期限」のこと。

お弁当、サンドイッチ、生麺、ケーキなどいたみやすい食品に表示されています。

 

 

  • 賞味期限 「美味しく食べることができる期限!」

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この日付まで「品質が変わらずに美味しく食べられる期限」のこと。

スナック菓子、カップ麺、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など。

 

賞味期限は消費期限に比べて痛みにくい食品に表示されており、この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなる訳ではありません。

美味しく食べられるよう、実際の期限よりも短めに設定されている場合がほとんどですが、見た目に変化がないか、匂いが変わっていないかを確認した上で食べるようにしましょう。

ただし、一度開けてしまったものは期限に関係なく早めに食べましょう。

 

以前、こんな患者さんがいらっしゃいました。

「家にずっと使ってない歯磨き粉があるんだけど、使ってもいいかしら?」

 

歯磨き粉や洗口剤もお口の中に入れるものですよね。これらにも賞味期限はあるのでしょうか?

 

これらの場合、賞味期限ではなく「使用期限」として記載されています。

 

使用期限とは、指定された保存条件下で未開封の医薬品が品質を保ち続けるとされる期限のことを言います。

使用期限が3年以上のもの、もしくは有効期間・期限が記載されているもの以外は、薬事法において表記が義務付けられています。

商品によっては外箱や、本体に製造年月日が印記されています。

 

歯磨き粉や洗口薬は製造年月日から3年間は品質を保つように設計されているため、製造年月日から、もしくは購入した日から3年以内であれば使用することができます。

 

ですが、高温多湿なところに置いておいた場合など指定された保存条件下以外の方法で保存されていた場合には変質してしまっている場合がありますので、必ず中身の状態や匂いがないかを確認してから使うようにしましょう。

 

賞味期限・消費期限・使用期限をしっかり理解し、食品ロスを減らしていきたいですね。

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